漢字を廃止すべきか

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

「日本語は文字の数が多すぎる」とは学習者からよく聞くことで、これについては、実に気の毒に思うところです。

以前、ディベートの際に、漢字に辟易した学生の提案により、「日本語は漢字を廃止すべき」という論題で議論をしたことがあります。

漢字をやめてくれえ、との叫び声を上げていた学生、漢字はやめられない、との結論に達していました。

歴史の中でも、漢字が海外から来たものであるところから、国家主義的な理由や、学習に時間がかかるなどの理由で廃止しようとしたこともありました。

が、廃止はしなかったし、結局できなかったのです。

ということで、非漢字圏の皆さん、お気の毒には思いますが、頑張ってください。