東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
東日本などで、鼻濁音と呼ばれる子音があります。
「学校」の「が」は語頭にあるため、通常の「が」ですが、「小学校」の「が」はのように、語中にあるものは、調音点が軟口蓋となり、鼻に抜ける音になります。
「ンガ」のような音です。
この鼻濁音は消滅しつつあるようですが、問題は、外国人が初めて聞く単語にこの鼻濁音が入っている時に、聞き取れない、単語を調べることができないという点です。
極端に言えば、「しょうがっこう」が「しょうなっこう」に聞こえてしまったりするわけです。
聞き取れない単語がある時に、もしかしたらガ行かもしれないと知っていると便利かもしれません。