東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
今や、大学の入学式にも、就活を考えて黒いスーツを用意する人が多いのではないでしょうか。
黒いスーツに、A4が入る自立する黒いバッグ。
「悪目立ち」を恐れて、誰も彼も判で押したように同じ格好。
ある留学生が、承知の上で紺のスーツを着ていると言います。
そんな没個性、同調圧力を強要するような会社なら、願い下げだというわけです。
「悪目立ち」を恐れるという発想に、すでに日本の問題点があるかしれません。就活生の心情的はとてもわかるけれど。
黄色いスーツでもないのに、スーツの色だけで、日本の思想に染まらない留学生を排除するのであれば、それは、日本社会にとって損失だと思います。
企業の方、考えてみていただきたいです。