東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
期末レポートで、教員が知りたいのは、授業を聞いて正しく理解し、関心を持って取り組んだか、ということです。
案外、このことが学生には理解されていません。書くように言われたから、何か書かなくちゃ、というだけで提出したのでは、極端な場合、まあ提出はしたね、という事実しか残りません。
数ヶ月、授業に出席し、先生の話を聞いていたでしょう?でも、その教室に漫然と座っていただけだったら、レポートを書くのは難しいでしょう。自分が漫然と思ったことを書くのではいけません。とりあえず始めるかと、漫然と書き始めるのもいけません。
漫然と、漫然と…。問題はここです。
まず、評価する教員に対しては、授業で聞いたことを、テキストで読んだことを正しく理解しました、ということをはっきりと示す必要があります。けれども、それだけでも足りません。加えて、一歩踏み込んで自分がどんな関心を持ち、自分なりにどうこのテーマに取り組んだかを書く必要があります。
採点する側から言えば、同じレポートがあるはずがないのです。別の人格を持った人たちだからです。
私なら、正しい理解+自分なりの関心・取り組みというあたりがポイントですね。
どうでしょうか。チャットGPTには任せることができないと思いませんか?