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異文化実感・歌は罰ゲームか

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

昔々、ある大学の授業で、既習項目を使った双六をしていました。

で、負けた人には罰ゲーム。

私がその時に出したペナルティは「歌を歌う」でした。

そうしたら、超真面目な負けた学生が、朗々と歌い出したのです。

見事な歌いっぷりでした。

その時、自分を恥じました。いわゆる黒歴史です。

なぜ、歌うことはペナルティなのか?

日本では、少なくとも私の子供時代は、みんなの前で歌うというペナルティがありました。

落とし物に記名がなかったら、教室の前に出て歌う、というような。

恥をかかせる目的だったと思います。

時代は変わって、カラオケ以降、そんなバカなことを言う人はいないのはよかったと思います。

いやほんと、つらそうに歌っている画像なんて、どこを探してもありませんね。ちなみに、マイクを持たずに歌っている画像もありませんね…。

歌に関する文化が変わったとはいえ、恥ずべきは自分(だった)というわけです。