東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
ドイツ人学生が、親子丼はかわいそうだというのです。
鶏肉と玉ねぎなどを、日本人が好きな甘辛の味で煮て、卵でとじます。上には三つ葉。
半熟の卵が全体をフワッとまとめています。
親子。
親子まとめて食べる?
そうかもしれませんね。
親子であることを、日本人は全く意識していません。
鮭いくら丼も親子だし、かぼちゃと小豆を一緒に煮たものはいとこ煮などというようです。
指摘されて、初めて、なるほど、親子だったかと気づくほどでした。
当たり前が当たり前ではなくなる瞬間。
これが人生を楽しくすると思いませんか?