東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
日本に留学している留学生の皆さん、日本人の友人知人に囲まれていますか?
それとも、母語を話す集団の中にいるでしょうか。
母語を話す集団の中にいる場合、確かに、日本の領土内にいるのでしょうけれど、そこは、文化的には日本ではありません。海外旅行をする人は、買い物をしたり、少し道を現地の人に尋ねたりしてプチ異文化体験をするでしょう。
せっかく日本で暮らしていながら、その域を出ていないのではないか、と言いたいのです。
ましてや、今の時代、留学生もリッチになって、バイトをする人も多くないように見えます。
そこは、日本ですか?
帰国した時に、日本を知っていると言えるのでしょうか。
日本のコンビニについて語れるのも大事ですが、日本に来たら、日本人の考え方、感じ方を、日本人の友人を通して知ってください。
日本人との接触は勇気のいることだと思います。
けれども、留学するということは、買い物や旅行だけではなく、日本人との関わりを持つことなのではないでしょうか。
一歩踏み出す勇気を持ちませんか?