東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
要約は苦手、要約できないという声、声、声…。
以前、要約は読解力と関わってくると書きました。
なるべく使われている語やフレーズを使った上で長い文書を短くしなくてはという思いにとらわれるあまり、苦しくなってしまい、挙句、指定された文字数で収まりきれなくなってしまうのです。
ここは、一度、本文の表現から離れて、ハンドアウトでも書いてみましょうか。すると、文章の構成、因果関係、事例など説得のための手法が見えてきます。結論もはっきりしますね。
そして、一度自分が理解したものを頭に入れてみて、ハンドアウトを見ながら自分の理解で文章を書いてみるのです。もう、それは、リライトと言っていいだろうと思います。
構成や、筆者の主張がそのままに表されていなければいけないということは、いうまでもありません。