東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
作文クラスでは常に話していることなのですが、まず、読み手について、じっくり考えてみて欲しいのです。誰が読むのか。読み手は、何を知っていて、何を知らないのか。読み手は、どんな価値観を持っているのか。書き手である自分との関係は?
そして、自分の側では、書く目的、読み手との関係、書いてどうしたいのか。説得?共感を得る?
これらのことによって、何をどう書くのかが決定するのです。これなくして、書いた文章が相手に届くことはありません。ひとりよがりの文章は、読み手にとって不愉快です。
単に、ネットで検索して、ESとはこのように書けばいいのかと納得するなら、内定は遠いと言わざるをえません。
まず、相手を知る。つまり、日本社会とは、相手企業とは、ということです。そして、どんな人材を求めているのか、自分にはそれに応えうる資質としてどんなものがあるのか。それを裏付ける経験は?
最後まで読んでもらうことすらできないESがあることを忘れないでください。
慌ててタイピングしないで、まずは最後まで読んでもらえるESを準備しませんか?