東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
文化の日。ほとんどの大学は学園祭真っ最中でしょう。
かつての教え子の展示作品を見に、多摩美術大学に行ってきました。
東京のかなり郊外にあるので、最寄駅からバスで20分、車窓からスクラップ場とか、産廃置き場のようなものを見ながら、いよいよ大学へ。さすが美大、建物と風景が馴染んで美しい。学生のフリマが多数出店し、それぞれが自分の世界を表現しています。絵葉書を買いました。
そして、写真の展示へ。自然と人工物の組み合わせに惹かれるという彼の世界観は健在でした。そして、最近の、内面の変化というものも見て取れました。数々の写真作品の大きさ、レイアウトにも意図があるわけですが、一方、私の質問は、どのぐらい大きなものまでプリントできるの?この壁は何?など、いかにも芸術に疎い残念なものでした…。芸術という表現形式はあまりよくわからないけれど、日常にはない世界を楽しみました。今後、彼がどのように成長していくのか楽しみです。
ほとんどの学生は単位を取ってしまえば、会うこともなく、ましてや、卒業後のことはわかりません。(実は、就職オンラインの授業をしていたので、彼と会ったのは初めてでした。)
このように一人の人の成長が見られるのは、教師にとって実に喜びです。