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日本人のお弁当

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

あまり動きのない私のインスタですが、最近、すぐにアップできるものとして、自分のお弁当をアップすることがあります。これが、どうやら、人の目に止まるようなのです。

お弁当包みは、北斎の神奈川沖浪裏、もしくは、縁起物的な赤い瓢箪の柄。

お弁当のおかずは、冷めても美味しいものであることが基本ですが、実際には、私の場合、朝作ることはなく、その時にある数種類のおかずを、前の晩に詰めて冷蔵庫で寝かしておきます。そして、朝は、一度温めたご飯をある程度冷まして詰め込み、ほぼ冷め切ったところで蓋をします。日々、お弁当を考えて、夕飯はちまちましたお惣菜、水分の少ないものを作るという感じです。おかずはみな、素材・調理法・味付けの違うもの、なるべく彩りよく、というのが目標ですが、その時々のおかずを詰め込むだけなので、なかなかそうもいきません。とりあえず、卵焼きの黄色、ブロッコリーの緑、プチトマトの赤があると絵的にはいいのですが、煮物、焼き物が多ければ、ややもすると、茶色一色になります。

フランスあたりで、日本のBENTOを商売にしている日本人のニュースを読んだことがあります。単に食べ物を持参するというだけではなく、お弁当箱の中に世界を構成するのは、もしかしたら独特なのかもしれません。

人の食べているもの、結構みんな興味があるようなんですよね。私だって、留学生に、自分の国では朝ご飯どうするの?とか、学校でのランチは何を食べるの?などよく尋ねています。

ということで、ある日の100点ではないお弁当をアップしますね。神奈川沖浪裏のお弁当包みは、そのまま敷物になります。

そうですね、彩りが悪いので、75点ぐらいかな。B合格。

本当は、お弁当は、食材・調理法・調味料・色のバラエティーが欲しいのです…
本当は、お弁当は、食材・調理法・調味料・色のバラエティーが欲しいのです…