東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
たくさんアピールしたいことがあって、文字数の中に収まりきらないという文章をよく見ます。採用してもらいたいと熱望する以上、あれも言いたい、これも言いたいという気持ちはよくわかります。
けれども、まず、あれこれアピールするのはいけません。基本、文章というものは、主張は一つです。ただし、ESの場合には、使用する語彙によって、読み手にあれこれを「わからせる」「察してもらう」ことは可能です。そこは語彙の使い方ひとつで可能となります。
それでは、どうしたら短くまとめることができるのか。それは、無駄のない文章を書くことです。重複がないか、冗長になってはいないかをよく見てください。何もかもだらだらと主張するのは、頭の中がまとまりのないものであることを露呈していると見られても仕方がありません。
1点アピールするために、どんな表現を用いるのか。それには、文法力、語彙力が重要です。
最初の1文は大事。そして、学生なら、どうせしてきた体験など似たり寄ったりですから、表現で差をつけましょう。読み手の心に印象を残す文章を書きましょう。
刺さるESには刺さる表現。