東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
何を書けばいいのか。思っていることはあるけど、書くことを決められない。
よく聞く悩みです。この初っ端から躓いているのが、苦手意識の原因です。
レポートの課題はなんでしょうか。まず、ここを正確に理解します。出題者の意図とずれているなら、それは論外です。レポートの課題の範疇で、自分の関心のあるところはどこになるでしょうか。専門の授業なら、これまでどんなことを学んできたでしょうか。自分の意見がありますか?
自分の意見が全くないという人はいないでしょう。講義を聞きながら、何か感じていたはずです。
次に、そのレポートの課題に関連して、自分が興味を持っていること、知っていることなどをエクセルにでも書き散らしてみましょう。ここは連想ゲームと考えて、関連することの全てをワード(語)として書き出します。ここは時間をかけて考え抜きます。
そろそろ、書きたいことが見えてきたのではないでしょうか?
そうなったら、今度は、自分の主張をメインに、原因や影響、メリット・デメリットなどを考えてみましょう。資料なども探すといいですね。この資料があなたの主張を支えるものとなるはずです。
そして、アウトラインを作成。ここでは、頭の中にごちゃごちゃしているものを線状に並べてみるのです。どんな順序で書けば、読み手にわかりやすいのか考えましょう。
さあ、書きたいことが見えてきて、順序立てて説明ができそうになってきたのではないでしょうか。