東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
インターナショナルジョブフェア東京2023に行ってきました。
すごかったです。出展企業のうち7/8ほどが人材斡旋会社でした。
大切に育ててきた留学生が不本意な結果となるのをずいぶん見てきました。「就職支援」ではありません。人材斡旋です。学生は1円もお金を出さないでしょう?「就職支援」と称する会社が誰のために働いしているか、お金の流れを考えたら、明明白白です。
「就職支援」の会社が私に声をかけてきて、私が何をしているかを知ると、「エサに近い人」扱いをしてくるわかりやすい会社もありました。たくさん就活生がいるなら、その学生たちに特化した仕事を取ってくると言っていました。いい話だとは思えませんでした。
留学生を求めているニッチな会社も僅かに出展していて、それは目的が合致すれば、とても良さそうでした。こんな企業が集まっているのかと思ったから行ってみようと思ったのです。
中には、本当に良心的なマッチングの会社もあり、この業界はこのままではいけないと話してくれるスタッフもいました。こんなところと、何か協力ができるといいなあ。私は、この言葉が通じる方に、学生からもお金を取ってほしいと言いました。学生のことも顧客として遇して欲しい。学生のためにも働いて欲しいと話したのです。
タダほど怖いものはない。真理だと思います。
人生はいつでも理想的な結果を得られるわけではありませんが、納得できる就活ができるといいですね。