東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
昨今、学生がの書く」活動のほとんどはLINEなど、友達との連絡ツールかもしれません。
LINEでは、1字下げどころか、句読点すら使わないかもしれません。LINEは、一方向の文章ではなく、会話だからです。
けれども、これがメールやレポートになった時には、段落を作る必要があります。段落があるということは、改行するということになります。
そこで、新しい段落の頭で、1字下げるかどうかが問題になります。
メールの作法としては、下げる必要はありません。
けれども、レポート・論文の場合には、1字下げは必須です。下げても下げなくてもいいのではなく、必ず1字下げてください。小学生に上がって、作文用紙というものを使うようになった時に教わった通りです。留学生も、日本語学校で、一度は原稿用紙の使い方を学んだことがあるだろうと思います。
レポート・論文は、手が気にしなくなって久しいと思いますが、原則は、原稿用紙と同じです。
そして、留学生の場合には、英語のように、4、5文字下げる人がいますが、日本語では、1字下げです。
この原則は覚えておきましょう。