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欠席のメール

 東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

まず、欠席の連絡をするかという問題を考えましょう。

100人を超えるような、大教室での授業ならば、個人的に連絡する必要はないでしょう。けれども、顔と名前がわかるような少人数のクラスならば、連絡はすべきだろうと思います。それは、信頼関係の問題だからです。メールを書きましょう。

 

そして、次に、メールのタイミングですが、授業が終わってしまってから書くのはよろしくありません。メールを受け取った教員は、あれ、朝起きられなかったのかな、と思ったりするのです。高熱で倒れていたのなら仕方がありませんが、なるべくなら、前夜ぐらいまでに体調不良で大学に行けないことを伝えましょう。

 

そして、表現についてですが、「熱があるので欠席します」という宣言は、メールを読む者にはぶっきらぼうに感じられます。一方的に突きつけられたように感じます。つまり、少し失礼な感じですね。では、どう書けばいいのかというと、簡単な病状を書いて、「授業を欠席させていただけないでしょうか」のような依頼の形を取ります。もちろん、それを読んだ教員が、ダメというはずはなく、「お大事に」という返信が来ることでしょう。形として、宣言ではなく、依頼の形を取るのが、丁寧なメールということになります。

 

さらに、欠席した分の授業、課題についてのキャッチアップにまで言及してあれば、申し分ありません。

欠席のメールは、休みますという宣言ではなく、お願いの形で書きましょう
欠席のメールは、休みますという宣言ではなく、お願いの形で書きましょう