東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
体調不良は、授業の欠席として、全く問題とされません。通院も同様でしょう。
けれども、中には、留学生ならではの欠席というのもよく見かけます。それは、国から両親が来たというようなケースです。もしかしたら、空港まで迎えに行く必要があるかもしれません。さらには、一緒に旅行に行くということもあります。
家族が国から来るのはともかく、友人が来るからというのは、教員としては受け入れ難いものを感じます。私なら、友人が来日する事情についても、仕方がないね、そういうこともあるかもね、ただ休んだ分のキャッチアップはきちんとするように、ただし欠席は欠席だからね、と言いますが、困ったものだという気持ちではあるのです。
あまり正直に詳しく書くと、先生を怒らせてしまうかもしれません。
体調不良という口実で休むことを勧めているわけではありません。ここは、苦しい書き方になりますが、「よんどころない事情で」「事情があって」という書き方をするしかありませんね。
読んだ者としては、いちいち追求はしませんが、これが度重なるとなれば、その学生に対しては、非常によくない印象を持つことになります。もちろん、そのような人はメールで欠席を知らせてきたりもしないのが通常ですが。
要するに、授業には出ましょうということです。
実際のところ、1回でも欠ければ、必要なことが知らないままになってしまうかもしれないのです。これを損失だと考えてほしいものです。