東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
読解の際にキーワードという言葉を聞いたことがあるかもしれません。「キーワードを探しましょう」と。よく言われるのは、何度もかず多く出てくる語彙がキーワードだということです。確かに、それは主題に近いものかもしれません。ただ、登場する回数だけで重要な語かどうかは一概に判断できません。
回数で重要度が判断できればありがたいのですが、ことはそれほど単純ではありません。
それで、キーワードは、どうやって探すのか。
これは、正しく読めていなければ、見つけることができないのです。がっかりですよね。
キーワードがわかって正しく読めるようになるのではなく、その逆。正しく読めたならば、キーワードがわかるというものなのです。
ちなみに、チャットGPTにキーワードはどれ?と尋ねてみると、答えはやはりいまいちですね。チャットGPTが無料版のせいか、性能は芳しくなく、彼は、文意というものを汲まないようです。
自分で正しく読む力をつけるしかないようです。
キーワードを正しく見つけられれば、要約はさほど難しくありません。