東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
就活クラスでは、「基本のき」であるES3点セットを作ってもらっています。
日本で求められる人材ということを理解した上で、自分と社会(企業)をつなぐ言葉を紡いでいくわけです。ところが、自分のことは、自分でわからない。自己分析の不足ということもあるでしょうし、この自己PRが、このガクチカが、聞いている人に、どう聞こえるのか、どう受け止められるかということが予想できないのです。
そこで、今回は、まだES書かなくてもいいという人に、面接官になってもらいました。すると、その学生は、ガクチカなどを聞いていて、鋭い質問を繰り出し、「具体的な話じゃないと印象に残らない」など、非常に有益なことを言ってくれました。
そうなのです。自分がどう見えるかは、自分で分かりにくいのですが、自分が企業の利益を追求する側に立った時に、この就活生が使えるか、採用したいと思うかは、案外はっきりとわかるのです。この面接官役の学生は、今後ESを作る際に、どんなものを目標とすればいいのかが具体的にわかったはずです。
この人を採用して、うちの会社は発展していけるのか、あるいはそうでないのか、自分でモニターしてみましょう。
かわるがわる、面接官になってみることをお勧めします。