東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
ディベートでは、双方が、自分たちの主張を論拠とともに述べます。
その時に、確かに、一通り話したと感じていても、ほとんど伝わってこない場合があります。それは何かというと、全く濃淡がないということなのです。一色に塗ったとしても、話が伝わるには、濃いところ、薄いところがあるべきなのです。それを、単に一面平均に塗ったとしても、伝わってこないということなんですね。
話す際には、声の大きさもトーンも変わるでしょう。効果的な順序や、文構造ということもあります。あまりにも淡々としていて、何も響かないということは多々あります。
これは、就活の面接でも同じことが言えます。
何を伝えたいのか。ハイライトがなければ、人の印象に残りません。
音楽も絵画も同じかなと思います。