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グループディスカッション役割分担、留学生の場合

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

就活のグループディスカッションでは、司会者(リーダー)、タイムキーパー、記録係、発表者などを決めてから始めます。

留学生にとって、これが結構悩ましいですね。リーダーや発表者をやるとポイント高そうだけど、日本人もいるグループの中で自分にできるだろうか、自分に何かできるとは思えない、などなど。

可能ならば、自分から役割を買って出るといいのは確かです。けれども、記録係になって、途中から議論についていけなくなるようであるなら、責任を果たせないかもしれませんね。悩ましいところです。

では、どのように辞退すればいいのか。活発な人に役割を引き受けてもらいたい時には、どう言えばいいか。

留学生であることは、名札などから分かることです。その時に、「私は留学生なので、記録係は無理です」と言うのは、なんだかとてもネガティブです。「できません」「無理です」とは言わない方がいいですね。これは、単に表現の問題になりますが、「私は発言の方に専念させてください」「発言する方に集中したいです」など、ネガティブではない表現を考えてみませんか。

また、リーダーに推されることはないかもしれませんが、発表者に指名されたけれど、できたらやりたくないということもあるかもしれません。その時には、「〜さん、発表をお任せできませんか」「〜さんが発表の適任に見えます」などと自分が指名をされる前に、言ってしまうと言うのはどうでしょうか。

全員が尻込みして、役割分担が進まない時には、引き受けられるなら引き受けるのがいいですが、自分には少し無理だなと思ったら、できそうだから、適任に見えるから、という理由で、誰かを指名してしまえば、指名された人は、自分の評価を気にして引き受けるかもしれませんね。

押し付け合っているように見えるないようにしましょう。

グループディスカッションの役割分担をスムーズに
グループディスカッションの役割分担をスムーズに