· 

修士の学生の就活はつらい

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

大学院生の日本語就活クラスを担当しています。

学部を自分の国で過ごし、大学院で日本の大学に来る人の中には、日本で就職したいから来たという人を結構見かけます。

修士は順調なら2年間のみ。そうすると、4月に入学して、半年もすると就活が始まるのです。就活が始まるまでの春夏、日本の生活が楽しめるかというと、とんでもないことで、まずは、日本の就活のスケジュールを理解して、動き始めなければなりません。

ところが、どうやら、日本で就職したいということなのに、入学と同時に動き始めなければならないということが伝わっていないようです。順調に就活準備を始める人も中にはいて、その人たちは、大学のキャリアセンターからの情報をきちんと受け取っているというところで違いが出るようです。大学からの連絡、全てにきちんと目を通しましょうね。

入学したら、日本の就活のスケジュールを把握し、SPIやESを書くための準備を始めましょう。そして、修士1年生の秋からは、就活が本格化します。

これは、実に過酷です。研究も始まっていて、理系の場合には、研究室に詰めていることも多いのです。研究で成果を出すことも求められます。同時に、就活が始まるのです。当然、日本語の実力も伴っている必要があります。

修士を終えて、日本で就職したいという人、このような生活が待っています。

覚悟を決めて頑張るしかないですね。

修士の学生の就活、覚悟を決めて頑張るしかありません
修士の学生の就活、覚悟を決めて頑張るしかありません