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桜の前にはスギが咲く

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

春たけなわと言いたいところですが、このところ日本は気温が低く、今年の桜はずいぶん遅れているようです。

寒い日が続きますが、嬉しくない春は訪れています。スギ花粉症です。

花粉症の有病率は、15.6%とありましたので、だいたい6人に1人の割合ですね。周囲で、今年花粉症デビューの人も結構いるように聞いています。

洗濯物は絶対に外に干せません。日本人は、洗濯物は太陽に当てて乾かすべきだという信念を持っていると思いますが、この季節、花粉症患者のいる家では外干しは厳禁です。シーツなど外に干したら、発作で眠れなくなってしまうでしょう。

部屋干し用の洗剤があれこれ売られているのは、花粉症ということもあるように思います。

この季節に不可欠のマスクに関しては、コロナ以来、ますます優秀になったのはありがたいことです。

一方、減感作療法に保険が適用されるようになっていると聞きます。保険適用ということは、効果があると認められたということなのでしょうね。そんなに長い間治療して、症状が軽くなったという程度では私は納得できません。身近な人がやってみて、症状が消えた、という声を聞いたら、私も始めてみたいと思います。

この憂鬱な季節は連休頃まで続きます。

春の訪れ、山は赤錆色になり、黄色い煙(スギ花粉)が舞い上がる
春の訪れ、山は赤錆色になり、黄色い煙(スギ花粉)が舞い上がる