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桜の開花宣言

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

 

開花宣言、これほど、春先に話題になるものはないでしょう。

まだ肌寒いうちから、いつ桜は咲くの?今年は早いの?遅いの?

花が咲く時期など、宣言しなくともよさそうなものですが、実は、桜だけではなく、梅も楓にも、今が一番という宣言があるようです。気象庁によれば、植物季節観測といい、梅、紫陽花、ススキ、イチョウなどがあると書かれています。けれども、やはり、日本人が気になるのは、何といっても桜です。

今年は、桜が遅い。通常、卒業式あたりが満開となるのですが、今年の桜は入学式ですね。私が子供の頃には、入学式のクラス写真の背景は桜と決まっていました。温暖化ですねえ。

それで、今年は、友人と桜のために行ったわけではありませんが、靖国神社に行ってきました。折しも、桜が満開。桜の種類も多いようでした。近くの武道館では、大学の入学式があり、それはそれは、人がたくさん。外国人もたくさん。インバウンドの人たちが訪れる場所となっているようでした。

そんな中で、一番人だかりがしていたのは、1本の桜の木。それが、東京の開花宣言の標本木でした。東京の場合、ここの桜が、蕾の80%以上が開花した最初の日を、「満開日」とするのだそうです。東京では、靖国神社の桜が標本木ですが、全国で標本木は58本あります。

スマホをタップしただけの写真ですが、アップします。

東京の桜の開花宣言は、ここ靖国神社の標本木で測量します。
東京の桜の開花宣言は、ここ靖国神社の標本木で測量します。