東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
留学生が帰国して、なんだか日本人みたいと言われるのは、よく謝る、よくお辞儀をする、そして、人の話を聞いている時に頻繁に相槌を打つ時のようです。
相槌。
日本人は、しきりと相槌を打つと言われます。じっと聴いていると、話し手は、この人、聞いていないのではないか、話についてきていないのではないか、と不安に思うのです。要するに、簡単に言ってしまうなら、相槌は、聞いていますよ、というサインです。
「はい」や「うん」ばかりでなく、「そうらしいですね」「確かにそうですね」、カジュアルな会話なら「嘘〜!」「だよね〜」「かも〜」「マジ?」「やっぱりそう?」などと、話の合間に挟んでみましょうか。
この上手な合いの手により、話し手は、気持ちよく話せるし、話が盛り上がるというものです。
かつて、知人に聞き上手な人がいて、もともとよく喋る私は、それはそれは話が弾んで、楽しい時を過ごしました。
話が弾みすぎない方がいいフォーマルな場面では、少しうるさく感じられるかもしれませんので、控え目に。時折、うなずくぐらいにした方がいいかもしれませんね。