· 

自己紹介は攻めていい

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

話すクラスだと、自己紹介の目的を考えるところから始まり、何も考えずに定型の自己紹介をしていた、その意識を打ち破ってもらいます。

聞いている人たちは何を知っていて、何を知らないのか。自分のどんな面を見せるか。そんな時、苦もなく、自分を効果的に見せることのできる人がいます。文化の問題なのでしょうね。私たち、東アジアの者は、定型があるなら、そのまま、無難にやり過ごそうとする傾向があるように感じます。けれども、自分を知ってもらうことに長じた人、どう見せるか、どんな効果を狙うかということを考える人がいます。

自己紹介が、人間関係の始まりであるならば、これは、戦略的に考えるべきではないでしょうか。もしかしたら、等身大の自分ではなく、どんな効果を与えたいか、自分についてどう感じてほしいかという計算から、自分以上の何かを表現することもアリなのだと思います。

そして、印象に残る自己紹介をする人は、他人に対しても関心を持っているように感じられます。

要するに、コミュニカティブなのですね。

自己紹介とは、かくあるべきだと思います。

戦略的自己紹介を練ってみよう
戦略的自己紹介を練ってみよう