東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
先日、要約を書く練習をしていたクラスで、字数制限の9割は埋めようね、という話をしていました。すると、授業後に、日本語学校では中国人の先生が7割書けばいいと言ってたんですが、という質問を受けました。先に、同国人の先生が話してくれたことを信じていたのに、違うことを言われた、というのは、迷ってしまうかもしれませんね。場合によっては、指導者によって、指示が異なることはありえます。そんな時には、まず、自分で検索して、多くの意見を求めてはどうでしょうか。この場合、日本語で書くことについてですから、日本語で検索すべきでしょうね。また、奨学金の書類などであれば、審査する人がどう感じるか、どちらを好ましいと思うか、相手の立場に立って考えてみると、自ずと答えが出るように思います。
疑問を感じた時にどう考えればいいのか。大きな問題です。これは、大学生活のみならず、今後も常に問われることだと思います。その考え方や対処を身につけるのが大学という場所かもしれませんね。