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人物描写はインタビューの成否で決まる

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

人物を描写する課題があります。

その人の生まれ、どんな子供時代を過ごし、留学を決め、来日したか。日本の生活、大学生活はどうか。ペアになってインタビューします。淡々とその人について書くのではなく、いかに、その人物が魅力的であるか、生き生きと描写する必要があります。

それは、ひとえに、インタビューにかかっています。どんなエピソードを聞き出せるか。リラックスして、さまざまなことを思い出して話してもらう必要があります。要するに取材です。

まあ、誰しも、さほど特別な経験をしたわけではないので、当たり前の質問を繰り出していては、魅力を引き出すことはできないでしょう。コツは、取材する相手に関心を持って、熱意をもって聞き出すことでしょうか。平凡と見える誰であっても、必ず、その人らしいエピソードを持っているものです。

意見文を書くよりも、難しい課題です。相手の中に、何かを見つけ出すことができれば、成功です。

人に関心を持つ、その人を知ることで人物描写が可能となる
人に関心を持つ、その人を知ることで人物描写が可能となる