東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
日本に留学することが決まった時に、友達から「じゃあ、パンが美味しいからいいね」と言われたという話を聞きました。
以前にも、同様の話を聞いたことがあります。日本にいて、日本はパンが美味しい国なのだ、と言う人はいません。時折、このような思いがけない話を聞くことがありますね。
日本のパンはふわふわして甘い、と感じます。私がハード系のパンが好きなせいでしょうか。ほとんど空気を買っているのではないかと思うことすらあります。
思うに、日本人は、柔らかいもの、もっちりしたもの、甘いものが総じて好きなのではないかと思うのです。それは、お餅であり、和食のテイストですね。和食に砂糖が入っていないものはほとんどありません。
「パンが美味しい国」。なんとなく釈然としないのですが、美味しいと言われるのであれば、それはまあよかったね、と感じます。その学生は筋トレしているので、パンは食べないと言っていましたが。
学生は、そもそもそんなに食べ歩く人がいないように思いますが、外国に住んで、その国の食生活に馴染むのも、留学の一部かなと感じます。