東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
6月になると、インターンシップの募集が始まります。
2年生は、帰国よりも夏休みのインターンシップを優先して、参加しましょう。まず、情報を集めることです。自分が関心を持っている業界、企業はもちろんですが、そうでなくとも、いくつかのインターンシップを経験するといいと思います。
全く関心を持っていなかった物流のインターンシップに行った学生が、物流って面白い、物流を受けてみようかなと言っていたことがあります。考えてみれば、私たちは、仕事について知らないことが多いのです。自宅で荷物を受け取る時に、配達の仕事があると知ります。けれども、自宅で受け取るまでに、どんなことがあるのか、発送した荷物は、どんなところを計遊して届けられるのか。どこに人間が関わっているのか。
両親の仕事については、ある程度わかるでしょう。学校には先生がいます。保健の先生も、事務の人も。そして、買い物や食事、病院に行けば、そこで働いている人を見ます。けれども、仕事というのは、そのような日常的に私たちが接するものばかりではありません。私たちが見てわかったつもりになっていることは、ほんの一部でしかないのです。
だから、興味の有無に関わらず、まずは、インターンシップに行ってみたら?と言いたいのです。
短期のもの、長期のもの、とり混ぜて、いろいろ経験できるといいですね。書類は、就活のESに近いものなので、自力で選考に通るのは難しいかもしれません。6月になって慌てないために、早いうちから、身近な社会人に見てもらいましょう。オンラインマスタークラス「日本語のタネ」でも見ますよ。