東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
文字数の制限があって、レポートの文章を短くしなければならない場合、どうするか。
それはもう、「高級な語彙」「高級な文法」を使うことになるでしょう。「高級」というのは、日常的ではない、普通の中高生なら使わないような表現と考えてください。留学生にわかりやすくく説明するならば、N1で勉強した文法表現等とでもいいましょうか。
多くの留学生が、日本の大学に入学するために勉強した語彙表現は、知識として知っていても、使っていません。それを使おうよ、という話なのです。そして、その知識だけになってしまっている語彙表現は、多くの場合、論理的な文章を書くにも適しています。
知識に留めておくのは惜しい、理解できるだけでは足りません。
目的、内容によって、文体が変わるということを理解しましょう。
そして、簡潔に(短く、端的に)表現するには、あの、かつて勉強した語彙表現を使うのです。
上級クラス、社会人である外国人には、これらが使えることは必須です。