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ESのキモ

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

結局のところ、ESは、自分の前に立ちはだかる壁があり、それをどう乗り越えたかという成長の物語を、今後の活躍を予感させるものとして、示さなければならないのです。

すると、壁は、新しく目前に現れた超え難い巨大なものとして描写する必要があります。壁が小さかったら、壁でもなんでもありませんから。

そして、その壁はあまりにも大きいので、どうしたらいいのか途方に暮れます。乗り越えなければ進んでいけない障害として書く必要があります。あなたは、壁を乗り越えるための解決策を考えることになります。こうやればいいか、ああやればいいか…?確かな理由のもとに、一つの解決策が提示されます。

やってみる。

うまくいった。では、次には、なぜうまく行ったのかを分析します。そうか、そういうことだったのか、これが自分にはわからなかったから初めは乗り越えられなかったのか、でも、これをきっかけに、自分は新たな成功体験を得た。この経験は、これからの自分の人生にとってこのような意味を持つ。今後は、この時に得た指針によって、乗り切っていける。

という物語です。

壁の大きさと、困難、解決への試行錯誤、対策の決定、成功へ、という物語ができればOKです。成功の要因を自分で分析できていることは当然求められていることをお忘れなく。

立ちはだかる困難をいかに乗り越えたかという経験を記すのがES
立ちはだかる困難をいかに乗り越えたかという経験を記すのがES