東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
今、日本では、コロナの扱いは5類感染症に移行し、大学でもコロナに罹患して欠席している学生を、通常通りに欠席としてカウントしています。
5日間の隔離が推奨されていますが、「推奨」レベルだからといって、コロナであることがわかっていて、私が電車で大学へ行って授業するわけにもいかないでしょう。実際、咳がひどくて話もできないし。倦怠感ひどいし。その点、コロナパンデミック期に、我々は、否応なしにオンライン授業、反転授業を経験させられながら、途絶えることなく授業を続けてきました。今回、5日間隔離と言われても、1週間も授業を休んでは、補講の日も確保できません。夏休みが遅くなります。これはお互いによろしくない。ということで、実際に休講を出したのは1日だけで、あとはオンライン授業で切り抜けました。こればかりは、コロナの経験の僥倖ですね。もしも、割れたガラスを踏んだとしても、授業はできる。
というわけで、日本は過剰に反応していると言われ続けてきましたが、どうコロナが変質しても、かからないに越したことはないし、予防を考えると、やはり、マスクしかないなあ、と気弱に思うのです。