東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
結局、7度5分をピークにして、発熱は1日でおさまり、翌日に受診しました。ただの風邪にしては少しおかしい、インフルエンザにしては高熱にならない、など若干の違和感はありました。コロナという文字が浮かびつつも、まさか私がコロナなんてね、と思っていたのです。
コロナになった学生からは、普通にクリニックを受診できると聞いていたのですが、私のかかりつけ医からは拒否されました。教えられた東京都の発熱相談センターに電話して、見てくれるクリニックを探してもらいました。もう5類なので、東京都としても、地域のクリニックで、コロナ疑いの患者も受け入れて欲しいようでしたが、実態は違うようですね。
で、指定されたクリニックの外のテントで待つことになりました。「息子たちには、コロナなんかになる方が悪いんだよって言ってたのよ、自分がコロナだったら困るわ」と元気に話す人がいるなど、とても和やか。そこにいた人が一様に「私にはコロナの検査は必要ないと思う」と断言していたのですが、みなコロナの判定を受けていました。
私の前の高齢男性など、明後日から旅行に行ってもいいか、と最初は質問の形を取りはしたものの、5日間の隔離を示されると、途端に居直って、でも強制力はないだろとゴネている。日本の男性にありがちな…。
でも、調べてみると、確かに隔離は「推奨」なのでその男性の言う通りではありますね。楽しく一緒に旅行する仲間を感染させてもいいの、という話ではありますが。
コロナは、こんな和やかでちょっと笑える日常のひとこまとなっていたのでした。