東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
担当するクラスでは、私だけでなく、どうも何人かがコロナに感染したような気配もあり、大事を取って、学級閉鎖的な処置、つまりオンライン授業という方法を取っています。
学生の周囲でも、コロナ感染者が増えているようです。私の周囲でも、これまで感染しないで頑張っていた人たちが、感染する例がちらほらあり、感染者増加の傾向を感じます。
日本人はマスクが好きと言われてきました。もともと、冬になると、お化粧が簡単で済む、暖かい、などの理由でマスクは愛用されてきたのですが、コロナの世になってからはもちろん、もはや脅威とは言われなくなった今ても、通勤時間帯の電車の中では、ほとんどの人がマスクを着用しています。
これは、自分がコロナになって、コロナになって仕事を休むようになったら迷惑がかかる、職場でコロナをうつしてはいけないという日本人の強迫観念の表れでしょう。
子供の頃から、人に迷惑をかけてはいけないと教育されてきているため、職場で自分が他人にうつしてしまうこと、職場が機能不全になってしまうことをとても恐れているのです。
迷惑をかけることを極端に恐れるために、マスクが手放せないように感じられます。
