東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
ESは、まず、相手(選考側)に受け入れてもらうことが必要です。
相手(選考側)は、明確な意思を持っています。それは、望ましい人材が欲しい、正確に選び出したいということです。すると、就活生としては、その企業にとっての、「望ましい人材像」を提示する必要があります。ただし、これは、無理矢理その企業に合わせてすり寄ることを意味していません。それは、無意味だし、見抜かれます。たとえ、「望ましい人材層」を装うことができたとしても、入社してから不適合を起こし、会社にとっても、あなた自身にとっても、問題となってしまいます。
では、どうするのかというと、あなたの中のさまざまな側面の中から、その企業が望む資質を取り出して見せるのです。また、その企業が理想とするところ、展望を理解して、あなたの資質がそれに寄与するということを示すのです。
つまり、その企業の姿を正しく理解していなければ、読んでもらえるESは書けないということになります。
加えて、今の日本という文脈の中で語られる必要があることはいうまでもありません。