東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
日本語ができるから、日本で就職できると気楽に考えている人が多いようです。
けれども、内閣官房令和4年11月参考データ集(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/sozo_mirai_wg/dai6/siryou3.pdf)によれば、学部・大学院生で、日本で就職を望んでいる人は6割ほどです。けれども、同調査によると、実際に就職できているのは、学部生で3割程度、博士前期課程・後期課程では、25%程度となっています。
この要因として、留学生が就活を始める時期が遅いということも報告されています。けれども、それ以前に、非常に楽観的で準備不足、そして日本語力が決定的に不足していることがあげられます。
学部の1、2年生なら、まだなんとかなるように思うのですが、日本の就活が、周到な準備が必要であることが理解されていないと感じます。3年生になってからでは手遅れです。
本当に、日本での就職を望むのであれば、真剣に考えて、早くから準備を始めましょう。
(画像は内閣官房令和4年11月参考データ集から)