東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
ガクチカのために、何かをする、というのは本末転倒です。
本来、学生時代に、さまざまなチャレンジをした、熱中した、という経験が将来の職業生活に活きるという考えるのが普通です。ただ、勉強の合間に何ができるのか、ましてや留学生で日本社会のことがよくわからないという人のためのヒントとして、以前、学童保育ボランティアをあげました。
今回は、学習支援ボランティアの話です。
重篤な病気で長期入院している子供がいることを知っていることでしょう。そんな長期入院の子供がいる病院には、院内学級というものがある場合があります。そこでは、病状も年齢もさまざまな子供がいます。そんな子供達に寄り添い、一緒に勉強をしたり、ゲームをしたりして過ごすのです。病院から出られない子供達にとって、外の世界と触れ合う場でもあります。子供相手のことですから、ある程度長期的な関わりが求められます。簡単な研修を受けた上で、ということもあるようです。
親子・学校問題や医療の現場を垣間見る場となり、それは、日本の社会の一端を知る機会でもあります。
気軽に、ではなく、真剣に考えてみてはどうでしょうか。