東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
多くの就活生が、面接は、聞かれたことに答える、と考えています。
とりあえず、それは、間違いとは言えません。何を問われているのかを正確に理解し、それに答えることは大前提です。何となく、教室で、教師が問う、学生が答える、というスタイルを意識しているでしょうか。
実は、そうではないのです。
確かに、きっかけは、ESをもとにした、面接官からの質問です。1分程度で答えると言う制約はあるものの、就活生からの新しい情報が加わり、またそれに対して、聞いたり答えたりが続く雑談なのです。尋問ではありません。
初めての人と、自分のことを話したりして、楽しく会話ができる人がいます。相手を警戒する人にはできないことですね。この雑談は、相手との距離を縮めます。相手の心を開区ことができます。
一つの面接が終わり、首尾を尋ねると、「楽しかった」と答える場合、必ず、次の面接の案内が来ます。お互いに十分にコミュニケーションができたということでしょう。これが、コミュニケーションができて、理解が深まったということなのです。
このように、リラックスして十分に話せるなら、自分を開示でき、分かり合えたといえます。
これが、面接の極意です。尋問だと感じている限りは、十分に自分を表現できません。