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ガクチカの構成

東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。

 

ガクチカをどう書こうかと思った時に、検索すれば、文章を書くための構成がすぐに出てきます。

 

トピックセンテンス(見出しのようなもの)

状況説明(壁)

どう考え(問題点)、どう行動したか(周囲を巻き込む)

学んだこと

仕事に活かす

といった具合です。

要するに、過去にどんなことがあって、今のあなたを形づくり、今後活かしていくのかを書けばいいのです。そもそも、これは全く特別なことではなく、論理的に考えれば、これ以外の構成はありえません。この構成に則って書くなら、誰でも、さまになるものが書けるはずです。

 

どれだけ、論理的に考えることができるか、要するにロジックゲームです。そういう思考を持っているということを示すだけのことです。

読み手を説得するためには、まず、最初に文章の結論を知らせて、何を言いたいのかを理解してもらう。自分の体験は、他人にはわからないのですから、丁寧に説明する。いわゆる5W1Hです。ガクチカの場合は、どのように、というところが重要になってきます。これが過去のこと。そして、学んだことを主張。これは現在。さらに、将来に言及する。それだけです。

 

あとは、読んでくれる相手である企業の理念や社風に合わせて、表現を印象的なものにするだけなのです(こちらはは少し難しい)。構成の通りに書くなら、何も難しいことはありません。

やってみてください。

ガクチカは、過去のエピソードを理路整然と今の自分に結びつけて主張する
ガクチカは、過去のエピソードを理路整然と今の自分に結びつけて主張する